夫や彼氏などのパートナーのいる皆さん、彼とは毎日充実した時間をすごしていますか? 勉強、仕事や育児などに追われる忙しい日々だと、なかなかそうした時間をゆっくりとることは難しいのではないでしょうか。一緒に暮らしていても、仕事などで帰宅時間が異なったりすると顔を合わせてゆっくり話し合ったりするのは難しいですよね。
「ベットに入る時間が別々」なカップルが多い!?
海外のある調査では、「およそ75%のカップルが週に少なくとも4回はパートナーと別々の時間に就寝する」という結果が。これはふたりの関係を考えると、なかなか由々しき事態といえます。忙しい1日の終わりにベッドのなかで親密な時間をすごすのは、カップルとしてもとても大切なこと。くつろいだムードでその日のできごとを話しあったり、ベッドで愛し合ったり、ピロートークを楽しんだり。そんな時間は、いつまでも仲良しなカップルでいるためにも欠かせません。それなのにお互いベッドに入る時間が違うというのでは、そんな時間をとることが難しくなってしまいます
なぜこうなってしまうのか。(どちらかの)仕事の帰宅時間が遅いから、というのももちろん大きな理由ですが、ほかにもネットサーフィンやSNS、オンライゲーム、テレビ、家事や子どもの寝かしつけといったことも原因となっています。
就寝時間の差異がもたらす「慢性的睡眠不足」
カップルで別々の時間に寝るというのは、相手の睡眠パターンを乱すことにもなります。そのせいで、ケンカや不仲の原因となってしまうことが多いというネガティブ要素も見逃せません。せっかく寝入ったところに相手が入ってきて目が覚めたり、眠りが浅くなったり……。またパートナーのいびきに悩んでいるという人も珍しくありません。ただでさえ長時間労働やそのストレス、そしてスマホやタブレットの登場で、睡眠時間が少なくなっているのが現代のライフスタイル。それに加えて、パートナーと別々の時間に寝ることによって生じる睡眠パターンの乱れが、慢性的な睡眠不足をますます加速させてしまいます。
睡眠不足になると、私たちのストレス耐性も大幅に低下します。ちょっとしたことでイライラしたり、相手のせいで眠れていないと不機嫌になったり……。もちろんそんな精神状態では、満足度の高いセックスライフを送ることなんて不可能に近いでしょう。
カップルとはいえ日常の小さなすれ違いから、やがて関係にヒビが入り、破局に至ることだってあります。この慢性的な睡眠不足もその典型的な例のひとつと言えるでしょう。仕事や家事、育児といった「やらなければならないこと」については仕方がないかもしれませんが、ネット、SNS、ゲームやテレビといったことは自分自身でコントロールすることが可能なはず。もしこれらが理由でパートナーと別々の時間に寝ることが日常的になっている人は、カップル関係を大事にする意味でも、いちどこうした習慣を見直してみるべきでしょう。毎日が難しくても、たとえば週に○日、あるいは週末だけでもパートナーと同じ時間にベッドに入り、ふたりで親密な時間を過ごすことを心がけてみて。そんな気づかいを忘れないことも、いい恋愛関係を維持するうえではとても大切です。