公私ともに人間関係で欠かせないのが「コミュニケーションスキル」。ところでコミュニケーションというと、どれだけうまく自分の意思を相手に伝えられるかという「発信力」が重視されがち。でもそれ以上に大切なのが、相手の話を素直に聞ける「受信力」なのです。人は自分の話をちゃんと聞いて、理解をしめしてくれる相手には心も開きやすくなります。そうすれば、コミュニケーションもぐっと楽に。そのためにも「聞く力」を鍛えることを意識してみましょう。
ポイント1: 会話に集中できるよう、気が散ってしまう要素はすべてシャットアウト
もはやスマホが必需品となっているこの時代、ちょっと話をしようというときでもスマホを手放せず、その結果気が散ってしまって会話に集中できないということがよくあります。せめて人と話をするときはスマホの電源をオフにして、100%相手との会話に意識を集中させましょう。「~しながら」ではなくきちんと相手と向きあうこと、それがまず基本です。
ポイント2: 「つまり○○○ということ?」と、相手の話を要約してちゃんと理解しているかたずねる
相手の話が終わるやいなやすぐに話しはじめ、相手の言っていたことなどを無視してしまうというパターンがけっこうあります。これでは相手もせっかく話したのに、ぜんぜん通じていないと思ってがっかりしてしまい、会話する意欲をなくしてしまうでしょう。ただボーっとして話を聞いているだけでは内容をきちんと把握していない可能性もあります。そんな誤解がないよう、話の核心では「つまり○○○ということ?」と理解した内容を要約して、自分の理解が正しいかどうか確認してみること。話が脱線するのを防ぐためにも大事なことです。
ポイント3: 先走って「アドバイス」や「解決策」を出そうとしない
人から悩みや心配ごとを聞くと、すぐに「こうすればいいよ」とアドバイスや解決策を提示しようとする人がいますが、はっきりいってコミュニケーション上手とはいえません。ほとんどの場合人は共感してもらいたかったり、自分の考えを他人に話すことで考えをまとめたくて話しているのです。それなのに先走ってさらにうえから目線でアドバイスや解決策を提示されても、気持ちは反発してしまうだけ。よほどはっきりと相手から求められないかぎり、余計なおせっかいを出すのはやめましょう。それよりも、困っている相手に共感をしめし「応援するよ」というあたたかい気持ちをだして。
ポイント4: 言葉以外でのコミュニケーションも忘れないで!
相手が話しているときはただぼんやりとしていませんか? コミュニケーションは言葉だけではありません。アイコンタクト、顔の表情、相槌、ボディランゲージ、これらも立派な非言語コミュニケーションの手段であり、あなたのメッセージを雄弁に相手に伝えています。相手が話しているときあなたは体を相手のほうに向けて、きちんとアイコンタクトをとっているでしょうか。視線が泳いでいたり、ケータイを気にしたりしているようでは「あなたの話を聞きたいんです」という熱意は決して伝わりません。自分がしゃべってっていないときこそこうしたコミュニケーション手段を意識して、相手の話に集中するようにしてみましょう。
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▽ 参考記事(海外サイト): 5 traits of a good listener