一目ぼれという言葉のように、初めて会ったときの印象で、あとの全体の印象がガラッと変わってしまうものです。じゃあもし、初対面で失敗してしまったら、もうこの恋望みはないの?
今回は恋愛心理学を応用して、出会いが最悪でも、そのあとの言動で「好感度」をアップさせる方法をご紹介します!
恋は第一印象が全て!? 恋愛の「初頭効果」
「あの人、なんか感じわる」「紳士的でステキ!」など相手に対する印象は、初めて会ったとき3秒後には決まってしまうといわれています。心理学では「初頭効果(しょとうこうか)」といいますが、初めて会ったときの第一印象が、その人の印象を決めてしまうことをいいます。
例えば、Aさんは「笑顔であたたかな振る舞い」Bさんは「冷ややかな表情」をしてもらうと、Bさんに対して「感じが悪い」と思うだけではなく「容姿が嫌い」「なまりがイライラする」など、どんな人が演じても変わらないはずの容姿やクセなどに対しても「嫌い」と指摘されるという実験結果があります。第一印象でマイナスイメージを持たれると、全てが嫌われてしまう……それほど初頭効果は大切なものなのです。
恋愛に消極的な人は、第一印象を意識して
「ステキな彼が欲しいけれど、自分から声をかけるなんて無理」。恋愛に対して消極的になってしまう人は、第一印象をとにかく良くしておくことが恋のきっかけをつくる鍵。いつも笑顔で明るいトーンの声で話すように心がけておけば、初頭効果で「魅力的」「もっと話してみたい」など、好感度がアップします。
それが恋愛に発展するきっかけになったり、誰かに紹介されるきっかけになることも。第一印象さえよければ、9割「好き」にさせることに成功! 恋がしたいなら、まずは初対面の印象アップから始めたいですね。
初対面でもし失敗したらどーする!?
誰だってイライラしたり落ち込むときはあります。そんなとき、彼と出会って無愛想な対応をしてしまった。だとしたら、もう望みは薄い!? 初頭効果が悪くなってしまった場合は、どうしたら挽回できるのでしょうか。
そんなときは、最新で情報をアップデートする「親近効果」を使ってみましょう。これをうまく利用すると、最初のダメージをあとからカバーすることができます。彼の記憶を上書き保存してしまうという心理術です。
例えば、初対面に無愛想に挨拶してしまった相手からは「冷たくて感じ悪い女性」と思われているはず。そう思うと、恥ずかしさから彼を避けるようになってしまいますが、それでは距離は縮まりません。
そんなときこそ、相手に近づいていき「この前はごめんなさい。きちんと挨拶できなくて。これからよろしくお願いします」と誠実な態度で謝るだけ。相手への印象は「本当は良い人なのかな」と上書きされます。
2回目以降の言動で印象をアップさしょう!
上書きされた印象が強ければ強いほど、最初に相手に与えたイメージは小さくなって消えていくものです。第一印象で「相手に嫌われたかも」と思うときこそ、とびっきりの笑顔で接して、明るいイメージを与えておくことも大切です。あきらめないで、印象を上書きしていきましょう!